長狭物

社畜による情けない日々

【社畜レビュー】OM-D E-M1&12-40mmF2.8Pro その3(APS-C機とのちょっとした比較)

GW期間中(GWに限らず長期休暇はたいていそうなのですが)は仕事と休日を交互に繰り返しています。

まとまったお休みがとれないのは客商売の宿命ですね。

 

出張はたいてい飛行機か電車なのですが、今回は珍しく出先から車が使える……ということで、一眼2台持ち出して試し撮りしてみました。

普段なら重くて絶対叶わないので、後にも先にもない絶好の機会です。

 

使用機材

①EOS60D&EF16-35mmF4L IS

OMD-EM1&12-40mmF2.8Pro

 

 

気になるところ

APS-Cなら焦点距離1.6倍」「マイクロフォーサーズなら2.0倍」という定説はありますが、それが実際どれくらい違うのかがいまいちピンと来なかったので、そこを確かめて見たいと思っていました。

 

また、センサーサイズの大きさの違いで、シャッタースピードがどれくらい変わるのかも気になっていました。

これまでずっとEOS60Dを使ってきて、ISOを引き上げないと手ぶれするなという明るさのラインが感覚的に身についてきているのですが、EM1を使うにあたりこの感覚をどれくらい修正する必要があるのか、程度感をあらかじめ確認したいのです。

 

撮ってみた

広角側で撮影。絞り優先、ISO640・絞りf11で固定、適正露出(±0)で撮影しました。

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こちらがEOS60D。

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こちらがEM1です。EM1のほうが若干広い範囲を映しています。

数値上、60Dの16mmが換算25.6mm、EM1の12mmが換算24mmです。この1.6mm分を実際に見てみると、このくらいになるようです。

 

シャッタースピードは、60Dが1/1600秒、EM1が1/2500秒でした。

太陽からの光量が十分ある環境だったからか、センサーサイズよりもレンズの明るさのほうが活きてきたと思われます。正直、大差ありません。

 

続いて暗い場面。

こちらも広角側で撮影。露出が安定しなかったので、マニュアルで1/30秒・ISO640・絞りf11で固定しました。ぎりぎり手ぶれせずに済むSSです。

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まずは60D。何があるのか辛うじて視認できるレベル。

 

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続いてEM1。より暗くなっています。拡大したら粒々です

 

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最後にG9X。黒潰れしてよくわかりません。

こちらははっきり違いが出ました。拡大してみるとわかるのですが、明るさだけでなく、解像度も違います。

実際の運用では、手ぶれ補正を活かしてもっとシャッタースピードを長くとればいいだけなのですが、同条件で比較してみて、センサーサイズが小さいと暗所に弱いことが実感としてわかりました。

 

感想

テンションの高まりに任せるままやってみましたが、あまり意味のある比較ではないような……もっと試してみたいところ。

ただ、2台をかわるがわる使ってみて、EM1の取り回しやすさを改めて感じました。小さいことは正義です。

ただやはり、これまで60D、つまりバリアングル機をずっと使ってきたせいか、チルト式液晶が怖くて仕方ありません。保護シールを貼っているとはいえ、「持ち運び中に液晶傷つくのでは…」と不安になります。

 

独立したカメラバッグではなく、ほかの鞄にインナーケースに包んで持ち運ぶ運用なんかもしてみたいので、ほかのものとぶつかるリスクを想うとやっぱ液晶を内側に向けられるバリアングルのほうが安心感があるんですよね…