長狭物

社畜による情けない日々

G9X(無印)ユーザーがPowerShot G1X Mark III 触ってきました

先日の東京出張にて、PowerShot G1X Mark IIIを触ってきました。

自分は昨年4月に転職以来G9X無印を愛用しており、仕事鞄に常時入れてあります。E-M1を今年春に購入してからは若干使用頻度が落ちたものの、記録写真を手早く撮影するためのツールとして週4日は使っています。

露出補正がちょっと面倒なことを除けば満足であり(後述)、同じサイズで右肩に露出補正ダイアルが搭載されない限り、買い替える予定もありません。

 

以下、そんなG9Xユーザーが、G1X Mark IIIを触ってきた感想です。

 

軽量軽快

G1X Mark IIIを触った感想は、「軽量軽快」の一言に尽きます。

田舎の家電量販店には概してフラグシップ機というものが置いてないので、実はMarkIIも触ったことがなく、今回隣り合わせで陳列されていたものを初めて触ったのですが、MarkIIはもっさりしていました。G9Xと比べてもレスポンスが遅いです。

 

また本体も重たく、鞄の中に入れておくと相当の存在感があるだろうなと思いました。

つまるところ、僕が求めるコンテジ像とはかけ離れています。

一方でMark IIIは、レスポンスが早く、本体も明らかに軽量です。

 

露出補正ダイアルが嬉しい

G9Xを使っていて唯一困るのが、モードによっては背面液晶を触らないと露出補正ができないところです。(もしかしたら僕の勉強不足で、本当はできるのかもしれませんが……)

(ほかのシリーズにもありますが)G1X Mark IIIには露出補正専用のダイアルが右肩についており、短時間で記録写真をバンバン撮らないといけない自分にとっては、これが非常に助かります。

 

バリアングル…EVF…?

コンデジとして見るならば、バリアングルモニターとEVFは正直不要です。

起動してすぐに使いたい場面では、バリアングルは逆に不便ですし、EVFも普段使わないので、無駄にサイズを大きくしてしまうことになります。

 

一方で、オールインワンカメラを求めるのなら、これらは非常にありがたい機能です。

結局のところ、このカメラで何をしたいのかによるのだと思います。

 

結論:1台ですべて済ませたい&コンパクトさを最優先する人向け?

僕が触っている横で、実際に1台売れていったのですが、購入者は高齢の男性でした。

販売員さんとのやりとりを聞いていると、購入者は「山登りに行っていろんな写真を撮る。荷物が増えるのが嫌だからカメラは最小限にしたい。」というご希望があるようで、EOS Mシリーズと比較した結果、より荷物が少なくて済むG1X Mark IIIのほうに決めたようでした。

 

この購入者のように、ミラーレス機よりもさらに軽装備で、なるだけ綺麗な写真を撮りたい方向けの機種なのかなと思います。

※「綺麗な写真」とは、とにかく画質を重視するという意味ではなく、撮影者の気持ちのことです。「単なる記録写真ではない」程度の意味合いです。

 

レスポンスが非常に軽快で、使っていて楽しい機種だったので、EOSシリーズとマイクロフォーサーズシステムをすべて手放さなければいけない事態に陥ったら、G9Xに買い増す形で購入するかもしれません。ありえない想定ですが……