長狭物

社畜による情けない日々

2017年クリスマス~年末年始商戦の結果

 

この三連休をもって、年始商戦が終わりました。
クリスマスから続いた長期商戦も一段落、ちょっと休憩したら、次はバレンタイン商戦です。

バレンタインだからといって、特段需要が発生するわけでも、消費意欲が伸びるわけでもないのですが、何かしていないと他店にお客さんを根こそぎ持っていかれるので、有効打がなくても何かしないといけません。

辛い時期です。

 

クリスマス商戦の結果

2017年のクリスマスは、暦的にかなり不利でした。

 

24日は曜日に限らず消費が活発になりますが、入念な計画を準備しての消費であり、当日に購入するかどうか判断する類のものではありません。

そのため、24日までに予約をどれだけ取れるかが勝負になります。24日当日に店舗内でどれだけ頑張っても、効果は薄いです。

 

うちのようなセレクトショップ系の小売店的には、23日までの浮かれた気分をキャッチする方が重要です。

そういう意味で、23日が土曜日だったのは非常にありがたく、たくさんのお客さんにお越しいただけたのですが、24日(日)は閑古鳥が鳴きました。

人通りは多いのですが、みなさん目的地がはっきりしています。衝動的な動きが全然ありません。

せっかくの休日を一日無駄にした感じです。

 

年末商戦の結果

普段は26日頃から休日平日に関係なく盛り上がってくるのですが、今年は28日までは非常に静かで、29日以降にお客さんが集中しました。

大企業の中には、仕事始めを連休明けの1/9(火)にする代わりに、仕事納めを29日以降に遅らせるところがあったと聞きましたが、その影響でお正月準備が例年よりも遅かったのでしょうか?

 

 

年始商戦の結果

低価格の福袋が全然売れない一方で、5万円以上の高額福袋がバンバン売れました。

お客さんは、「値段以上に価値があるかどうか」「この福袋よりも安く手に入れられる手段は無いか」を冷静に見極めたのだろうと思われます。

 

高額福袋は、俗にいうロスリーダーで、誰の目から見ても明らかにお得でした。売値は高いですが、店舗的には売れるほど赤字です。

一方、低価格帯の福袋は、通常価格よりは明らかにお得なのですが、若干店舗にも利益が出るくらいの値付けでした。

お客さんは、普通に買うよりは若干お得程度では動かず、圧倒的にお得でないと、もう動かないのだと思わされました。

 

 

商戦を通して、俗にいう「非計画購買」させることが難しくなってきていると痛感しました。

年末商戦ではなんとか「ついで買い」させられたのですが、そのほかは惨敗です。

年中行事に合わせて販促を打つにしても、定石どおりではもう通用しないんですね……

世間の消費意欲自体は高い時期なので、なんとかおこぼれを頂戴できるよう、今のうちから考えていきたいです。