【社畜レビュー】シンカンセンスゴイカタイアイス五郎島金時味も「コッボコボ」していました
「シンカンセンスゴイカタイアイス」という言葉をご存知でしょうか?
新幹線の車内販売で売っている、スジャータのアイスのことです。
元々は鉄道ファン用語の間で生まれた用語で、やたらと硬いことから生まれた言葉のようです。
アルミ製の内蓋が結構分厚くて、 めくる時にときめいてしまうんですよね……
ハーゲンダッツ並みのお値段がするので、気軽には手を出しにくいものなのですが、2月に入って北陸新幹線で何往復もするうちに誘惑に負けて……買ってしまいました。
基本はバニラ味ですが、路線によっては限定味もあります。
先日取り上げた「ポッキー」の他にも、こんなところでも商品化されているんですね。
実食
五郎島金時が入っても、硬さは健在。付属のスプーンでは歯が立ちません。おとなしく溶けるのを待ちます。
色合いは、普通のバニラよりやや黄色味があります。芋っぽいです。
お味の方は……乳脂肪分を感じさせないほどに、さっぱりとした味わいです。
最初はアイスミルクかラクトアイスかな?と思ったのですが、紛れもなく乳脂肪分の含有ランク最上位の、狭義のアイスクリームです。
さくさく食べ進めてしまい、あっという間になくなってしまいました。
肝心の五郎島金時のいもテイストは、存在を匂わせる程度。隠し味というほど控え目ではないものの、ポッキーほど濃厚さはありません。
五郎島金時らしさは健在
いも味が薄いからといって、五郎島金時のらしさも薄いかといえば、全くそんなことはありません。
僕としては、(狭義の)アイスクリームなのにさっぱりとしている点に、五郎島金時らしさがあると思いました。
五郎島金時といえば「コッボコボ」な食感が特徴とされています。販売側としては、決してホクホクなんて言ってはいけません。生産サイドからクレームが飛んできます。
「コッボコボ」という単語をグーグル検索してみても、五郎島金時の生産サイドのホームページしか出てこないあたり、造語なのだと思われます。
(方言の一種とされていますが、ブランディングの一策として独自の擬音を決めたのではないでしょうか……?)
この「コッボコボ」が一体何を指すのか、詳しい定義はどこにもありませんが、僕は「豊富で緻密な繊維質がほろほろと崩れてくる様子」を指すのではないかと思っています。
この繊維質の特徴、つまり「コッボコボ」さのおかげで、乳脂肪分たっぷりでもさっぱりした味わいに仕上がっているのではないでしょうか?
この意味で考えると、このアイスも「コッボコボ」さを見事に体現しています。
僕のほかにも食べている人を見かけるので、なかなか好評な様子です。一人でも多くの方にコッボコボが伝わればいいなと思います。