長狭物

社畜による情けない日々

【経験談】石川県民が知らないだけで、意外とメジャーな他地域の方言たち

前回、「東京では通じない石川弁」について書いてみました。

 

midnightcats.hatenablog.com

 

今回は逆に、「東京では当たり前に使われているけど、石川県では全然耳にしない言葉」を取り上げてみたいと思います。

 

 

「東京では当たり前に使われているけど、石川県では全然耳にしない言葉」とは?

回りくどい表現になってしまいましたが、端的にいうと、市民権を得ている石川県以外の方言です。標準語ではないものの多くの地域で利用されていて、東京にも利用者が多い言葉です。

ただ、石川県内では全く使われていないし、標準語ではないのでテレビや活字でも使われません。そのため、石川県内にいる限りは、触れる機会がありません。

 

意外に思う方もいるかもしれませんが、こういう言葉が存在するんです。

 

ほかる

今となっては「風呂に入る」という意味かなと推測してしまいますが(もう死語?)、当時は全く意味がわかりませんでした。

初めてこの言葉に出会ったのは、サークル活動の後片付け中に、先輩に「ほかっといて」と言われた時。怒られるのを承知で意味を尋ねました。

「捨てる」という意味なんですね。石川県でも「捨てる」という意味で「ほうる」と言うので、その延長上なんだと思えば自然です。

 

なおす

サークルの合宿に行った時、「枕は俺がなおしておくよ」と言われて、理解に苦しみました。どう見ても壊れていません。

彼が枕を一箇所にまとめている様子を見て、ああやれば枕のシワが取れたり、中身のそばがらが復活したりするのかなと思ったくらいです。

「片付ける」と言う意味なんですよね。「ほかる」とは違い、類似の言い回しを全くしないので、新しい言葉だと覚えるしかありませんでした。

 

いずれも関西以西で広く使われている言葉のようで、特に九州出身者はどちらも使っていました。

話す側としては、「ほかる」「なおす」を知らない人間がいることに衝撃を受けていましたね。