長狭物

社畜による情けない日々

2018年ポケモン映画「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」感想と、今後のポケモンの進む先

(以下、ネタバレ注意)

 

今年のポケモン映画、「みんなの物語」。面白かったです。

封切り直後に見に行ってきてから、内心引っかかっていたのですが、ようやく言葉にできたので、簡単にメモ。

 

ポケモントレーナー不在の世界

「みんなの物語」にて、伝統的な意味でのポケモントレーナーは、序盤に出てきたレモネード売ってた少年と、サトシだけでした。

 

(備考)

伝統的な意味でもポケモントレーナーポケモンに指示を出してバトルさせる人

 

バトル描写も、ピカチュウvsゴマゾウ戦だけだったはず。

 

一方、去年の「キミにきめた!」は、ポケモントレーナーという存在にフォーカスした作品だったと思います。

ガオガエン戦のように、とある一勝負にあそこまで時間を割いた作品は、他に無いでしょう。

 

ポケモン世界観の変化

昨年と今年、いずれもアニメともゲームとも異なる完全別世界を舞台にしており、制作サイドの意図を反映しやすい環境にあったと思います。

この状況の下で、伝統的なポケモントレーナーポケモンバトル描写が少なかったということは、伝統的なポケモン世界観から脱しようとしていることに他ならないでしょう。

 

脱した先、新たな世界観には、ポケモンGO的な要素が多分に盛り込まれている一方、従来のコンソール版ゲームの要素は薄らいでいるように思います。

 

ポケモンGO要素が強まることへの懸念

新たな要素を取り込んで変化していくこと自体は、歓迎すべきことと思います。

ただ、ポケモンGO要素が強くなるにつれ、日本国内での地域格差が強まっていくのでは?という懸念があります。

 

コンソール版ゲームは、wifiサービスにより地域格差を克服しました。

(配布ポケモンが受け取れない、など)

 

一方、ポケモンGO地域格差ポケストップがそもそも無い等)は、解消困難です。

セブンイレブンポケストップにする等、色々対策をしていますが、どうしようもない部分もあるでしょう。

 

都市部に比べ、田舎は明らかにポケモンGOユーザーが貧弱です。

絶対数も少ないし、層も狭いです。

 

このままポケモンGO重視の路線が続くと、ポケモンは都市住民だけの嗜みになるのでは?という気がします。

switch版も開発頑張ってください!

 

とりあえず盛り上がってほしい

ポケモンカード旧裏界隈がものすごく盛り上がっていると、先日友人から聞きました。

もはや個人レベルのオフ会では捌き切れないほどにプレイ人口が増えているらしいです。

 

何にせよ、ポケモン界隈が盛り上がることは良いことだと思います。

今後どうなっていくのか、楽しみです。