【地域】奥能登国際芸術祭に行ってきました
能登半島の先っぽにある珠洲市でこの秋開催されていた「奥能登国際芸術祭」に行ってきました。もう1ヶ月近く経過してしまいましたが……
市内のいろいろなところに作品が点在していて、全部は回り切れなかったのですが、とても面白かったです。
本格的に告知を始めたのが7月に入ってからで、集客できるのかお節介ながら不安に思っていたのですが、想定の倍以上の方が見にきてくれたようで、大成功とのこと。
芸術祭自体のレポートは既にたくさんの方がアップしているので、僕からは写真だけ載せておきます。
珠洲市はそもそもエモい
芸術祭というイベントで飾らなくとも、珠洲市はエモいところです。
再開発された様子が全く無く、昭和半ばまでの雰囲気が残っています。
主要金融機関が立ち並ぶ、経済の中心街です。市役所も近くにあります。
その側に堂々と立っているエレガントなお店。
飲屋街も趣があります。
海側の国道沿いには、もっと本格的な歴史的建造物群が並んでいます。
海沿いには砂浜が広がっており、撤去する必要もないせいか、流木がそのまま残っています。
砂浜はとても静かです。たまに釣り人がいますが、そもそもの総人口が少ないので、釣り人も少ないです。
山手にはセイタカアワダチソウ?のお花畑が広がっているところもちらほら。
次回開催に向けての個人的な我儘
新聞報道によると前向きに次回開催も検討しているようで、期待が高まります。
現地の係員に聞いたところ、次は奥能登地域の他自治体とも連携してやりたい一方で、自治体間の宿泊施設数格差が激しいため、経済効果の恩恵を受けられるところとそうでないところがはっきり分かれてしまうので、政治的に課題あり、とのこと。
やっぱ宿泊客がいないと、飲食やお土産も振るわないんですね……
珠洲市は県内でも珪藻土の発掘採取が盛んで、何箇所か現役の採掘孔があります。
安全上の課題はあるでしょうが、せっかくの珍しいものなので、これを活かした作品にもチャレンジしてみてほしいですね。
芸術祭の有無に関わらず、非常にエモいところだと思いますので、ワイワイした観光地ではなく、しんみりと旅情に浸りたい方には常時オススメの場所です。