社畜的文章に慣れ親しんだせい?で高校受験の問題文が理解できない
友人が脱サラして学習塾を開くということで、陣中見舞いも兼ねて準備を手伝ってきました。
新興の住宅街に近接した、中高生向けのアットホームな塾にしていきたいとのこと。
圧倒的に強い大手予備校が無い田舎なので、既存のカリキュラムをこなすタイプのスタイルではなく、学校や他の塾の補完的立場を開拓していく方針らしいです。
続きを読む
【地域】金沢マラソン&交通規制お疲れさまでした
雨天での開催となってしまった金沢マラソン。ランナー・運営関係者の皆さまは本当にお疲れさまでした。
今日は金沢市内には下りず、高速道路に乗って通過しただけだったのですが、見渡す限り渋滞が広がっていました。(高速は空いていました)
いろんなところで交通規制が敷かれていて、どこに行くにも国道8号線を使うのが一番安定なのだろうなーと高架から眺めていたのですが、それでも国道に合流するための交差点が限られているので、そこがすごく混むんですよね……
去年はボランティアで交通規制のお手伝いをしていたのですが、集落の中の生活道路のようなマップに載せきれない細かい道でも、規制されているところがあるんですよね……
以下、ジモッティーの友人から聞いた交通規制ネタひとつ紹介します。
続きを読む
「所有者不明土地」というパラリーガル時代のトラウマ
【地域】米の新品種ラッシュで小売側は困っています
そろそろ各家庭でも古米を食べ終え、新米に切り替わってきた頃ではないでしょうか?
スーパーでも9月から早稲種の新米が、10月になるとコシヒカリ新米が登場して、米売場がどんどん賑やかに飾られてきていますが、今年は賑やかを通り越して騒然としています。少なくとも小売側にとっては。
この秋、北陸各県が、長年開発を続けてきたブランド米を同時に投入してきたのです。
激しい鍔迫り合い
新潟県「新之助」
日本一栽培が難しいと言われたコシヒカリを
トップブランドへと育て上げた、農家の伝統。
何代にもわたって独自の方法を築き
イノベーションを重ね続けた、研究の軌跡。
そんな米どころとしての歴史を誇る新潟が、今、新たに。
現代の食風景と向き合い、かつてない「米づくり」に挑戦しました。
それは、おいしいお米を最高の状態で食べていただくために、
田んぼから食卓まで、しっかりとおいしさを導くということ。
ついに誕生した新潟米「新之助」は、
きらめく大粒にコクと甘みが満ちていて
ごはんの可能性が、無限に広がります。
日本の食の未来を切り開くお米です。
新潟県の新品種「新之助」は、とにかく「こしひかりとは異なる」ことを強調してます。
味の面に加え、「冷めても硬くなりにくい」「長期貯蔵しても品質が劣化しづらい」など、使いやすさもPR。
さらに関連商品を見ると、米のままだけでなく、甘酒や米粉として使うことも始まっているようです。
石川県「ひゃくまん穀」
◆大粒の食べ応え
◆粒感・粘りの絶妙なバランス
◆冷めても、美味しい
◆じっくり、ゆっくり育つ
石川県の「ひゃくまん穀」は、こしひかりよりも収穫のタイミングが遅く、栽培する農家にとってのメリットを強調しているところが異色です。
「新之助」も同様にこしひかりよりも収穫が遅く、農家にとってもメリットがあるようですが、この点を大々的には取り上げていません。
味についてのPRは控えめで、「食べごたえ」の一言をとにかく強調しています。
消費者側だけでなく、生産者側をも向いているのが特徴です。
福井県「いちほまれ」
「こしひかり発祥の地」 福井が持てる技術の粋を尽くし、およそ六年の歳月を掛けて開発した次世代を担う全く新しいお米です
福井の新しいお米「いちほまれ」| 「いちほまれ」という名称には「日本一(いち)美味しい、誉れ(ほまれ)高きお米」になってほしい という願いが込められています。
福井県の「いちほまれ」。とにかくおいしいことをPRしています。
富富富
「富富富」は暑さに強く、白未熟粒が少なく安定した品質を保てることに加えて、粒ぞろいがよく、旨味と甘みが際立ちます。また、炊き上がった時の香りとつやも特徴的です。
さらに、「富富富」は、生産者を限定し徹底した栽培管理で安心・安全です。日本橋とやま館 - 日本橋とやま館では、交流スペースにおいて10月29日(日)まで富山の新しい米「富富富(ふふふ)」を... | Facebook
富山県の「富富富」(ふふふ)は、本格発売は来年の秋になりますが、いろいろな場所で試食や試験販売のイベントが開催されています。生産者を限定していることを明記し、「半端なくこだわっていておいしいんだ」という点をPRしています。
インスタグラムでの情報発信
個人的に面白いのが、それぞれのブランド米を紹介するための公式インスタグラムアカウントが存在しているところです。
インスタグラム販促のターゲットはF1層で、自らブランド米を購入する層とはちょっと違う気がするのですが…いったいどういう意図があるのでしょう?気になるところです。
北陸といえば米という連想は容易に効くため、美味しい米があるという情報で県そのもののブランドイメージ向上につなげる意図なのかなと思っています。
そういう方向性なら、米自体のPRよりも、実際に食卓に並んでいる様子や生産風景を伝えたほうがいいのかも。
地域限定ブランド米なのか、ポスト「こしひかり」なのか
4つのお米のうち、「富富富」「ひゃくまん穀」は県名をイメージさせますが、「いちほまれ」「新之助」はパッと見では県名が思い浮かんできません。
福井県から全国へと広まっていった「こしひかり」のように、後者の2品種は全国で栽培されることを当初から期待しての名づけなのだろうと思います。
生産者が限られていることをPRしている「富富富」、県内生産者へのPRにも相当注力している「ひゃくまん穀」は、とりあえずはドメスティックな展開をイメージしているようです。
販売側としては……
お客さんからは当然「何が違うんですか?」ってよく聞かれます。
この4品種の違いはもちろん、最近登場した「つや姫」「青天の霹靂」など、既に地位を確立しているブランド米との比較解説も求められて、なかなか大変です。
そして何より「富山県の新品種“ふふふ”いかがですかー?」って、ものすごく発音しづらい!