長狭物

社畜による情けない日々

宅建受験勉強の思い出

パラリーガルだった頃に唯一取得できた資格が、宅地建物取引士(宅建士)です。

行政書士にも挑戦しようと思った矢先に転職することになり、今のところは勉強すらしていない段階ですが、いつか再挑戦したいとは思っています。

そのときに備えて?studyplusの試験勉強のログをまとめてみます。

 

 

受験履歴

時期 

平成27年度試験(初回挑戦)

勉強期間

約2ヶ月半、約100時間

目標

50点中37点あれば、ほぼ確実にボーダーを超えられそうだったので、「37点」を目的としました。

使用教材

使い比べをしたわけではなく、店頭で見やすいものを選んだだけです。

 

わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト 2017年度 (わかって合格る宅建士シリーズ)

わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト 2017年度 (わかって合格る宅建士シリーズ)

 

 

メイン参考書です。網羅性が高いものがよいと思います。

 

 

平成29年版パーフェクト宅建 過去問10年間
 

 

過去問集です。収録数が多いものを選びました。

これらに書かれていることをできるだけ頭に詰めるつもりで勉強します。
これで、宅建業法と法令上の制限はほぼ満点を取れるはずです。
一方、民法は半分得点できるか怪しいところでしょう。
それでも合格点には到達するはずです。

 

作戦

宅建業法と法令上の制限に重点を置いて、民法と税制をまんべんなく勉強、その他は直前に確認する程度です。

宅建業法は出題数が最も多く、出題されうる知識が限られているため、勉強のコストパフォーマンスが良いと判断しました。
法令上の制限も、たくさんの法令に触れることにはなりますが、いずれの法令も細かい論点を深堀りされるわけではなく、出題されうる知識には限りがあります。
これら2分野は、独学するにしても、市販教材で対応できました。(少なくとも試験レベルでは)判例も学説も無く、ただ運用上の話が問われるだけです。複雑な理論なんかはありません。市販テキストに書いてあるレベルで事足りると思います。

 

一方、民法は出題数は多いのですが、出題されうる知識が幅広で、個々の論点が非常に深いため、勉強しても得点に直結しないと思いました。
税制関係も同様です。しかも制度改正が頻繁にあり、過去問の演習が得点につながりづらい。
これらは独学しようとするときりがありません。特に民法はテキストを読んでもよくわからないことがあったり、テキストに書いてあることの例外が実はあったりします。
民法司法書士試験用の問題集を使って周りの受験生と差をつけよう!みたいな指南もありますが、得点源とするならば、事実宅建向けの教材だけでは不足すると思います。

民法の勉強に労力を割けるならば是非みっちり勉強すればよいと思いますが、宅建に合格するだけならコストパフォーマンスは悪く、まずは宅建業法と法令上の制限に重きを置くほうが無難だと思います。

 

勉強法

参考書を読んで、問題演習。これを繰り返す。
基本書に載っていないことがあったらメモをとる。
民法以外はこれでよいと思います。民法はろくに勉強していないのでわかりません。

 

結果 

39点 合格
(ボーダー 31点)

民法が特に難しかった回らしく、僕も半分ほどしか正解できませんでしたが、宅建業法と法令上の制限で得点できたため難なく合格できました。

 

取得したからといって人生が開ける資格ではないと思いますが、受験人数が多いので試験勉強を通してコミュニケーションがとりやすく、自己研鑽に興味のある同志を見つけられることも、宅建受験の醍醐味ではないかと思います。