長狭物

社畜による情けない日々

試験勉強の流れ【マンション管理士試験・管理業務主任者試験】

2019年の6月から勉強を始めて、トータル300時間ほどを試験勉強に投じました。

本記事では、試験本番までの大まかな試験勉強の流れを紹介します。

 

基本的にテキスト読んで過去問やっていた

マンション管理士試験・管理業務主任者試験ともに、独学で挑みました。

近所にそもそも資格試験予備校がなく、独学しか選択肢がありません。

 

勉強法は単純で、ひたすらテキストの読み込みと問題演習です。

 

両試験のネタ元的な存在である『マンション管理の知識』を使って網羅的に勉強する方法もありましたが、業界未経験で前提知識に欠けるため、網羅的勉強にはものすごい時間と労力がかかると思い、体系的な知識習得よりも、テキストと問題集中心で要点を抑えていく方向で対策することにしました。

 

10月下旬頃からは、間違えた問題を分野別にワードファイルにまとめて、オリジナルの一問一答を作り始めました。

この頃になると問題集を6周しており、間違える問題は1割くらいしかありません。

逆に言えば、ここまでやっても覚えられない、僕にとっての致命的弱点です。

これを徹底的に叩くために、一問一答という形で対策することにしました。

 

6月〜7月 まずは1周

2ヶ月かけてテキストと問題集を1周回しました。

まずは全体のボリュームを掴んで得意分野・苦手分野を把握、パラリーガル経験で得た民法知識と、宅建士試験の恩恵がどれだけ残っているかを確認したかったため、知識の定着よりもとにかく1周することを優先しました。

 

1周してみた結果、以下のとおり印象を持ちました。

  • 民法はあまり勉強しなくてもなんとかなりそう
  • 区分所有法と標準管理規約は勉強と点数が比例しそう
  • 適正化法はしっかりやれば安定して得点できる
  • 設備は全くわからない

これに沿って、ここから本格的に対策を始めていきます。

 

8月〜9月中旬 区分所有法・標準管理規約を徹底的に 

まずは区分所有法と標準管理規約を徹底的に勉強します。

 

この分野は出題数が多いうえ、比較的範囲が狭い(民法と比べたら条文も論点も少ない)ので出題バリエーションにも限界があり、しっかり勉強すれば得点源にできると判断したためです。

 

さらに、建替え等円滑化法や被災マンション法など、区分所有法との混同を狙った出題も多く、真っ先に抑えておかないと後々の試験勉強にも差し支えると思いました。

 

9月下旬〜10月中旬 問題集中心で設備対策

続いて設備問題を重点的に対策しました。

この時期が一番辛かったです。何度やっても全然覚えられません。

現場・現物のイメージが湧いてこないので、記憶がなかなか定着しません。

ひたすら問題集とテキストを繰り返し回しましたが、もっと効率の良い方法もあったと思います。

 

区分所有法と標準管理規約も、記憶が抜け落ちないよう、問題演習を欠かさずやっていました。

 

区分所有法・標準管理規約・設備以外の科目も、8月からずっと勉強していました。

ただしウェイトは小さいです。

 

10月下旬〜試験直前 過去問・条文素読

問題集とテキストを回しつつ、この頃からネット上にある過去問を解き始めました。

問題集に収録されている問題も多く、初見の問題は少ないものの、満点は取れないものです。解くたびに新たな発見がありました。

 

区分所有法、標準管理規約(コメント含む)、標準管理契約書の条文読み込みにも力を入れました。

テキストで解説されていない条文でも、出題範囲であることには変わりありません。

設備部分でどうしても不利な分、法令関係で得点すべく、素読を繰り返しました。